科学的実在論と宗教

 「宗教と科学」というテーマは、現代キリスト教思想のなかですでに一定の位置を確立している研究分野である(日本の知的状況では理解しにくいところではあるが)。科学言語と宗教言語との比較など、科学哲学と宗教哲学とは、いがいなほど接点が多い。その一つが、カントの批判哲学や一連の構成主義以降の状況における「実在論」の再考であり、宗教哲学における実在論(神や霊の実在性、あるいは宗教経験の現実性など)に関心のある者は、科学的実在論の動向にも十分な目配りが必要であろう。次に紹介する文献(章以下の区分の記述は省略)などは、宗教哲学的にも注目に値するのではないだろうか。

Michael J. Shaffer,
Counterfactuals and Scientific Realism,
Palgrave, Macmillan,2012.

Introduction
I.1 Preliminaries and outline of project

1 The Concept of Idealization
2 The Ubiquity of Idealization and Its Logic
3 Epistemic Access, Confirmation, and Idealization
4 Idealization, Inference to the Best Explanation, and Scientific Realism

References
Index

 Best Explanation, Realism, Counterfactualsといった問題が、キリスト教思想にいかに関わるかについては、昨年翻訳出版を行った、マクグラス『「自然」を神学する キリスト教自然神学の新展開』(教文館)においても触れられているので、まずは、こちらをご覧いただきたい。




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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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