ヨハネ黙示録と政治思想(3)

 これまで、日本におけるヨハネ黙示録関連の文献を紹介してきたが、ヨハネ黙示録を政治思想という視点から取り上げたより比較的最近の研究を紹介したい。

J. Nelson Kraybill,
Apocalypse and Allegiance. Worship, Politics, and Devotion in the Book of Revelation,
Brazos Press, 2010.

Illustrations
Acknowledgments
Abbreviations
Introduction: Worship Is Political

1.A Prophet in Trouble
A,Stampeding Empires
3.Beastly Worship
4.Accuser of Our Comrades
5.The Cosmic Throne Room
6.The Lamb Is Lord of History
7.Seal of the Living God
8.A Harlot Drunk with Blood
9.The Economics of Worship
10.Letters to Seven Churches
11.All Things New
12.Long-Term Hope

Time Line of Events, People, and Empires That Figure in Revelation
Glossary
Relative Value of Roman Coins in the First Century AD
Bibliography
Map
Scripture Index
Subject Index

 写真やイラストが多く含まれ、読みやすい工夫がなされている。問題の立て方についても、参考できる点が少なくない。序論では、現代において著者がヨハネ黙示録を取り上げる問題状況として、9.11の同時多発テロ以降の状況が言及されている。少なくとも、キリスト教と政治、教会と国家という問題が、聖書の読み直しを要求することについては留意すべきである。現代の問いや主張を古代のテキストの読み込むことは問題外としても、問いなしにテキストの真剣な読みが成り立たないことも確かである(ブルトマンの解釈学が示唆するように)。

 
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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