キリスト新聞2013.2.16より

 昨日届いた「キリスト新聞」最新号から、いくつか目に付いた記事を紹介します(新聞は、キリスト教学研究室の机にまわします)。

第11回学生宗教意識調査(第1面)
「宗教と社会」学会・宗教意識調査プロジェクトと國學院大學日本文化研究所のメンバーが実施した「学生宗教意識調査」の結果についての、紹介記事。この調査は1995年から継続的に行われている調査であり(この継続的なデータの積み重ねが研究にとっては大切である)、昨年4~6月、全国30大学4094人からの回答に基づく。
 その結果によれば、「2000年代以降、「信仰をもっている」と回答する学生が増加」「今回の調査でもその傾向が続き、全体で16.1%、非宗教系で8%と、これまで最も高い数値」、「「災害時に宗教や宗教家にできる役割はあるか」との質問に「必ずある」「いくらかある」と回答した割合を合わせると67.2%に達した」とのこと。
 こうした結果をどのように分析・解釈するかは、研究者によってさまざまありうる。また、阪神淡路大震災やオウム真理教事件の際における動向との比較という論点も興味深いであろう。いずれにせよ、宗教への関心が学生において増加傾向であることをどう見るべきか。いかがであろうか。

星川啓慈「宗教間対話のさらなる一歩 KAICIIDの活動に寄せて」(第2面)
 「宗教間・文化間対話のための国際センター」(KAICIID)がウィーンに設立され、活動開始したことに関した、星川先生の所感。KAICIIDを焦点にしつつも、宗教間対話自体についてまとまった所見が述べられている。「宗教と科学」というテーマでの対話についても、言及され、星川先生らしいエッセイである。

世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の研究集会(第3面)
 WCRP日本委員会による「平和のための宗教者研究集会」が1月30日に開催。テーマは「原子力エネルギーと現代社会 未来への責任」、参加舎200名。植松誠WCRP日本委員会理事の趣旨説明、山口幸夫、江川和弥、内藤新吾各氏に発表の後にパネルディスカッション。それぞれの発題の要旨が紹介されている。
 宗教あるいは思想に関わる学会や宗教・宗教者組織において、原子力がテーマとして取り上げられる機会が増えている。課題は、いかにしたらこうした取り組みが相互に結びつけられ深められるかということである。科学技術をめぐる問題は、数年の思想的流行でなんとかなるようなものではない。まさに戦略が必要である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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