キリスト教界のニュース

 キリスト教界のニュースと言えば、すでに本ブログでも言及した、ベネディクト16世の退位が挙げられるが、オブライエン枢機卿が25日にスコットランド・エディンバラ大司教を辞職とのニュースが流れてきた(朝日新聞デジタルの記事など)。辞職は性的虐待をめぐる問題であり、教皇が辞職を認めたということである。

 性的虐待は、現教皇が直面した大問題の一つであったが、これは、ローマ・カトリック教会に止まらない、多くの諸教派に共通の問題である。カブは、古代教会や宗教改革の時代に対比しつつ、「教会を二分する現在の諸問題に関して」、性と自死の問題を挙げているが(John B. Cobb Jr., Postmodernism and Public Policy. Reframing Religion, Culture, Education, Sexuality, Class, Race, Politics, and the Economy, State University of New York Press, 2002.)、性は教会的伝統の深層構造に関わる問いとして、ホストモダン的状況にあるキリスト教の死活問題の一つともなるかもしれない。今回の枢機卿の辞職の問題はその一角と思われる。

 また、キリスト新聞2013.3.2号でも、一面に森一弘・カトリック司教の特別寄稿「『教義の人』の限界」が掲載され、ベネディクト16世の辞職に関わる問題が扱われている。同号の二面には、一水会顧問の鈴木邦男の講演「いま、「愛国」について考える──排外主義への異論」(日本基督教団・名古屋教会)の記事が、また三面には、国際宗教研究所にかかわる記事が掲載されている。
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