新しい教皇の選出

 すでにマスコミでも報道されているが、13日(日本では14日)に、新しい教皇(266代目)としてフランシスコ1世(あるいはフランチェスコ1世)が選出された。コンクラーベの時間的長さから考えれば(12日から始まり、5回目の投票での決定らしいとのことではあるが)、比較的スムーズに選出は進んだようにも思われるが、実際はどうだったのだろうか。ともかくも、大きな空白なしに新教皇が選出されたことは世界のキリスト教界全体にとっても喜ばしいことである。
 新教皇は、アルゼンチン人でブエノスアイレス大司教であるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76歳)とのことであり、ヨーロッパ以外からの選出となる。現在のローマ・カトリク教会の広がりを考えれば、ラテン・アメリカからの教皇の選出は、実態に応じたものと言えるかもしれない。ロイターによれば、「選出前に法王候補として有力視されていた枢機卿の中には含まれていなかった。また、イエズス会初のローマ法王となる」とのことである。こうした新しい体制が選択された背景には、ローマ・カトリック教会が直面する問題が関連しているのかもしれない。12億人の信徒を抱えるローマ・カトリック教会の舵取りは容易ではない。
 性的虐待問題への対応やリベラルな路線と保守派との対立などローマ・カトリック教会が直面している問題は、世界の多くの諸教会が共有する難問であり、新しい教皇の姿勢が注目されるとともに、期待されるところである。

・追加(2013/3/15)
カトリック中央協議会のサイトに、「新教皇フランシスコ選出」の速報がでました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR