2013年度の研究の展望(3)

 今回は、「日本・アジアのキリスト教と宗教的多元性」という項目に関する研究予定で確定分について、まとめてみます。
 
 この研究項目については、次に二つが確定的です。

・授業
京都大学キリスト教学専修では、「日本・アジアのキリスト教」という演習を、次のような趣旨で、これまで10年以上渡って行ってきました。

「日本・アジアのキリスト教の歴史を振り返りつつ、その新しい思想的可能性を探ることは、日本におけるキリスト教思想研究にとって重要な意味を有している。この演習では、今年度以降、無教会キリスト教の思想家たちを順次検討してゆくことによって、近代キリスト教思想の重要な局面の解明がめざされる。」

昨年度までの波多野精一が一段落ついたことによって、今年度からは、新に「無教会キリスト教の系譜」というタイトルで、演習授業を行います。数年は継続の予定ですが、今年度は、「内村鑑三の非戦論」という有名な問題を取り上げます。意図・狙いとしてはさまざまなものがありますが、無教会から近代キリスト教の見ることによって、何がわかるか、ということを考えてみたと思います。

・研究会
これも、10年以上前から継続してきている、現代キリスト教思想研究会内の「アジア・日本のキリスト教と宗教的多元性」研究会(略して、「アジアと宗教的多元性」研究会、さらに略して、アジア研究会)が、今年度もわたくし自身の研究計画に重要な関わりを有することになる予定です。この研究会の研究報告論集『アジア・キリスト教・多元性』も11号がこの3月にWeb上に公開され、そろそろ研究会の在り方として次のステップに移ることを模索しつつあります。

 以上が、今年度すでに確定的な点で、関連するテーマでの講演が一つ、論文が二本程度が予定に入りつつあるところで、前回の「宗教と科学」の項目で述べたものにプラスすれば、すでにオーバーワーク気味です。しかし、現在申請中の研究計画しだいでは、2013年度の研究計画全体の見直しが必要になるかもしれません(近日中に結果がかわる雰囲気ですが、どうなるでしょうか)。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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