大震災と宗教者たち

 本ブログでは、これまで、大震災が引き起こした状況(原発を含め)において、宗教者・教団がいかに活動してきたかを取り上げてきた。その中で、2013年度の宗教倫理学会のテーマ「死者とともに生きる~3.11以後の死生観とその変容」を紹介し、第一回目の研究会における北村敏泰(中外日報特別編集委員、ジャーナリスト)さんの報告については、神義論との関わりからやや詳しく取り上げた。今回は、この北村さんの報告に内容的に密接に関わっている、次の文献を改めて紹介したい。

北村敏泰
『苦縁──東日本大震災 寄り添う宗教者たち』
徳間書房、2013年3月31日。

はじめに

序章

1 死と向き合って
2 原発さえなければ
3 支援の広がり
4 駆け付けた人々
5 支える思い
6 心のケア・宗教の力
7 つながり、そして明日へ

終章

あとがき

 本書は、ジャーリストとしての被災地での膨大な取材に基づいて(『中外日報』連載の「いのちに寄り添う 大震災の現場から」の書籍化)、関わった多くの人々の声を集めたものである。これは被災地での現実であるが、同時に現代日本のさまざまな地域で進行中の問題でもある。宗教の力が問われているのはどこでなのか、今一度、考える必要がある。本書の帯には、次の三氏の言葉が記されている。

・上田紀行:「信じよう。悲嘆と絶望の中にあっても、なお支える力があることを。」
・石井光太:「宗教者には、人として死と向き合わねばならない時がある。」
・秋田光彦:「死者と生者をつなぐのは誰か。宗教の新しい鼓動が聞こえる。」
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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