キリスト新聞から

 キリスト新聞・第3273号(2013.6.15)が届きました。今回の内容の特徴は、政治・政治家について論じた西原廉太さんの「論壇」を含め、憲法改正問題など、「政治」に関わる記事が各面に見らることです。(「新聞」としては当然か。)

<第一面>
・「「憲法改正と私たちの課題」(1)」「有事体制化に直面する 靖国神社の今を考える」
 (1)(紙面では「マル1」)とあるように、何回かにわたる連載(参院選挙の7月にかけてか?)として「憲法改正」を扱うという企画と思われるが、今回は西川重則さん(「政教分離の侵害を監視する全国会議」)の寄稿である。
 「政教分離を重視する日本人が少ない日本の社会の現実」「憲法とは何かについて十分に考えたことがない人が多い戦後68年の今」という指摘であるが、この視点から戦後教育を問う必要があるのではないだろうか。優れた本来の意味での「反省」「批判」が希薄の現実は何か。どこに根本的欠陥があるのか。

<第二面>
・「在日朝鮮基督教会支えた女性伝道師 20年間でバイブル・ウーマン77人」
 2008年に宣教100周年を迎えた在日大韓基督教会の歴史を女性の視点から語った、呉寿恵さん(在日大韓基督教会教育主事)の記事。学会の学術大会で研究発表をお伺いしたことを思い出した。

<第三面>
・「宗教者が宗派超え共同声明 「憲法96条改定に反対」賛同者800人を超す」
 5月29日に宗教者約50名が行った共同声明。
・「自民党改憲案に危機感 「政教分離の会」全国集会」
 5月25日に、「政教分離の会」(一面の西川重則さんが代表)が行った「改憲を目指す安倍内閣と私たちの課題」を掲げた全国集会の記事。

・「東京キリスト教神学研究所が講座 「分かりやすいキリスト教神学」」
 中世思想研究で有名な八木雄二さんが所長をつとめる「東京キリスト教神学研究所」が開始した「分かりやすいキリスト教神学」講座(全6回)についての記事。1回目は5月22日、「血みどろの磔刑(裁き)と神の受肉(救い)~キリスト教会が考えている救いの道」というテーマ。八木さん自身はキリスト者ではないとの「前置き」から講座は始まられたとのことであり、講座内容だけなく、「キリスト教神学とは何か」という視点からの講座の基本性格も興味深い。キリスト教神学については、それを論じる主体の問題がしばしば論争されてきたが、この講座はそれに関わっている。現代の日本において、キリスト教神学、キリスト者とは、何かは、デリケートではあるが、気になる問題である(今後のわたくしの「論壇」で触れることになるかもしれない)。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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