キリスト新聞から

 「キリスト新聞」(第3275号、2013.7.6)が届きました。内容を紹介します。今回は、2017年に近づいた宗教改革500周年記念に関連した記事が目立ちます。

<第一面>
・「憲法改正と私たちの課題3」「安倍内閣に民主主義の本質を問う」
 西川重則氏による、憲法改正批判の三回目、今回で締めくくりとなります。民主主義とキリスト教との関係、これをどのように捉えるかについての基本的な認識が問われているわけですが、それはどこから、何に基づいて(聖書? 伝統?・・・。たとえば、バルトをどう読むか)論じうるのか、という根本自体が不明瞭であり、ここに現代の問題状況の困難さが存在する。小手先の議論では追いつかないことを自覚すべきではないか。

・「バチカンとルーテル世界連盟 2017年に「宗教改革500年」記念」
 バチカンとルーテル世界連盟は胸中の信仰を強調して「宗教改革500年」を記念する計画、共同文書『争いから交わりへ』が発表された。カトリクとプロテスタントの対立構造がキリスト教世界の動向を規定した時代を、ティリッヒはプロテスタント時代と呼び、その終焉を1930年代に論じていた。キリスト教世界の対立軸は、この意味で変化してきたわけであり、それは、カブなども同様の認識を示している。

<第二面>
・「『対決から交わりへ』宗教改革500年記念を前にバチカンとルーテル世界連盟が共同文書」
 第一面に記事に関連して、この共同文書に関する、鈴木浩氏(ルーテル学院大学・ルター研究所所長)の解説。文書成立の経緯、前書きと文章を構成する六つの章の表題と説明など。

<第三面>
現代世界との関わりにおけるキリスト教界の諸動向に関わる記事。
・「日本クリスチャンアカデミー巻頭・今日的課題プログラム 中島浩籌氏「死・いじめを読み解く」」
・「福祉専門家目指すキリスト者選抜 同志社大 社会学部社会福祉学科」
 キリスト者推薦選抜制度の新設について。
・「『現代社会に伝道する牧師』 日本伝道協議会全国大会」
 第23回日本伝道協議会全国大会(6月3日~4日、東京神学大学)が、「現代社会に伝道する牧師」を主題に開催されたこと。約200名が参加。主題講演(芳賀努氏)、シンポジウム(望月修、高橋潤、黒田若雄の各牧師)など。

<第四面>
・阿倍仲麻呂氏による「ただいま 読書中」(本の紹介)。阿部さんには、かなり以前に京都大学キリスト教学における教父学コロキウムでお話いただいことがあった。
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